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BATIC Subject1の難易度・試験範囲を簿記3級と比較!【勉強法】

日商簿記の次のステップとして、人気が高まりつつあるのがBATIC

 

しかし、BATICは検定が始まって日が浅いので、なかなか詳しい情報が出てきません。

 

この記事では、「これからBATICのSubject1を受けてみよう」と思っている方にむけて、難易度試験範囲を日商簿記の試験範囲と比較しながら解説していきます!

BATIC試験概要

BATICは英語力と国際会計スキルを同時に測る検定試験。試験結果は合否ではなく、TOEICのようにスコアによって評価されます。

 

概要の部分はこちらの記事にまとめてあるので、こちらをご覧ください。

BATICの難易度

東京商工会議所が出版している公式テキストの情報を参考に、BATICの難易度をまとめたのが下の表です。

BATICのスコアと難易度の表

表にもある通り、Subject1のスコアによって称号が2つに分かれており、200点以上で「ブックキーパー」、320点以上で「アカウンタント」となります。

 

難易度を日商簿記で例えると、ともに日商簿記3級程度となっています。また、Subject1で320点以上取得することが、Subject2の受験要件となっています。

 

 次に、実際の受検者データを見てみましょう。

BATICの受験者データと、スコア別の割合
※東京商工会議所HPデータをもとに作成

年度合計を見てみると、ブックキーパーレベル以上を取得しているのは87%です。逆に言うと、BATICをうけて何も称号が得られない人は13%しかいないということ。

 

Subject1で半分以上得点すればブックキーパーの称号を得られるので、BATIC挑戦へのハードルは高くありません。

Subject1の試験範囲と日商簿記の試験範囲の比較

 Subject1の問題構成は以下の通りです。

  • 選択問題:30問@8点=240点
  • 記述問題:8問@20点=160点  合計400点満点

 1つ目の選択問題は5択問題です。記述問題もありますが、それほど心配いりません。選択肢にある単語を転記したり、数値を求めて空白を埋めるくらいのレベルだと考えてください。

 

 Subject1の試験範囲について、各単元の出題内容を日商簿記と比較してみました。日商簿記3級を持っている人が受験した場合のレベル感を下記のように示しています。

  • 〇:英単語を覚えればOK
  • △:プラスアルファで新しい知識が必要
  • × :0から勉強が必要

※感覚ベースでつけているので、参考程度にご覧ください。

BATICのSubject1試験範囲と日商簿記3級の試験範囲の比較①

BATICのSubject1試験範囲と日商簿記3級の試験範囲の比較②

 

繰り返しますが、上記の表はこれから勉強を始める人にむけてイメージを持ってもらいたいという趣旨でまとめています。

 

よって、厳密に言えば正確性に欠ける部分もある点、ご了承ください。

 

上記の表を見てわかる通り、簿記3級を学習したことがあれば会計知識で苦労することはありません

 

むしろ苦労するのは問題文・選択肢がすべて英語であること。いくら知識として知っていても、それを英語で理解できないと歯が立ちません。

 

ぼくも最初のころは単語がなかなか覚えられなくて苦労しました。

 

ただ、そこまで心配する必要は無いです。

 

なぜなら、BATICの問題は定型的なものが多く、単語をしっかり覚えて過去問対策をすれば自然と英語の出題形式にも慣れてくるからです

 

個人的には、中学卒業レベルの英語がしっかりできていれば、あとは繰り返し学習で補えると考えています。

ブックキーパーを目指すには?

ブックキーパーの称号を得るには、Subject1で50%以上の正答が必要。 

 

「半分正答でOK」かつ選択制の問題が多いことを考えれば、この50%というハードルはそれほど高くないでしょう。

 

レベル感的には、簿記3級で出てきた勘定科目をざっくり英語で覚えるくらいです。イメージばかり言っても伝わらないと思うので、例を挙げてみます。

【実際の問題イメージ】

Based on the following information, conpute the amount of cost of salses.

 Purchaces:●$

 Beginning inventry:●$

 Ending inventry:●$

 Purchase discounts:●$ 

 

【日本語訳】※参考

次の情報にしたがって、売上原価を算定しなさい

 商品の仕入:●$

 期首棚卸高:●$

 期末棚卸高:●$

 仕入割引:●$

この問題文に対して、選択肢が5つ与えられるイメージです。参考で日本語訳を付けましたが、本番は英語のみです。

 

簿記3級を持っている方は、日本語訳を見れば「簡単!」と思える問題かもしれません。実際の試験もこのような問題が半分以上を占めます

 

この例を見ていただければ、先ほど「勘定科目を英語で覚えればOK」といった理由も納得してもらえたでしょう。  

アカウンタントを目指すには?

アカウンタントの称号を得るには、Subject1で80%以上の正答率が必要。

 

レベル感としては、日商簿記3級レベルの問題をそのまま英語で解けるレベルを想定してください。  

 

たとえば、日商簿記3級を持っていても下記の単元は苦手な人も多いのではないでしょうか。

  • 決算整理仕訳:未払/前払費用(家賃や保険料等)、前受/未収収益
  • 仕訳帳から、補助元帳、総勘定元帳への転記作業
  • 残高試算表の作成

アカウンタントレベルを目指すのであれば、これらの単元を捨てることはできません。

理解があいまいだという人は、まずはしっかりと日本語で復習してからSubject1の学習を始めることをおすすめします。

BATIC Subject1の勉強法は?

BATICは検定が始まってから日が浅いため、簿記のように参考書の選択肢が多いわけではありません。

 

もちろんTACや大原でも講座は用意されていますが、Subject1までであれば独学で十分でしょう

 

独学で勉強するにあたって王道の参考書をご紹介します。参考書問題集過去問題集の3点セットがあればOKです。

■公式テキスト(参考書)

 ■公式問題集

 ■過去問題集

できれば3冊とも揃えたいところですが、自信があれば、2冊目の公式問題集は無くても大丈夫かもしれません。

 

BATICは過去問の類題がでることが非常に多いです。そのため、試験を作っている側のテキストを使うのが一番効率的だと考えています

 

具体的な勉強方法としては

  • テキストを流し見して全体把握、英文簿記の英語に慣れる
  • テキストを見ながら公式問題集を進める
  • 過去問を2周

簿記3級をしっかり理解している人であれば、これだけやれば十分アカウンタントレベルは目指せるでしょう。

 

最初は出てくる英単語が全くわからないので、受験生の時みたいにBATIC用の単語帳を作ることをおススメします

おわりに

英文簿記やIFRSの入門としてBATICのSubject1を受験する人は、年々増えてきています。

 

会計基準の国際標準化が進む中で、今後BATICの重要性が高まることは間違いないでしょう。

 

この記事を読んで、Subject2にも興味が出てきた方はこちらの記事も併せてご覧ください。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!