こんな疑問を解消します。
家でよくパンを食べる人であれば、誰もが一度はホームベーカリーの購入を検討したことがあると思います。
一番に気になるのは、やはりコスト面かもしれません。本体代として初期費用が掛かるのはもちろん、パンを作るたびに材料費と電気代が掛かりますし。。
結論から言うと、食パン1斤あたりのコストは市販の方が安いです。
しかし、単純なコスト比較だけでホームベーカリーの購入を判断してしまうのは勿体無いです。
なぜなら、市販のパンとホームベーカリーのパンは、価格だけでは比較できない部分も数多くあるから。
- ホームベーカリーを使って作る食パン1斤あたりのコスト
- コスト以上に実感できるホームベーカリーのいいところ
- ホームベーカリーの総合的なコスパ
この記事を読めば、ホームベーカリーのメリットを知り尽くした上で、買うかどうか判断できるようになります。
Contents
ホームベーカリーで食パンを焼くと節約できる?
まず気になるのがコスト面。以下では我が家のホームベーカリーの場合を例にとって考えていきます。
我が家で使っているのは1年ほど前に約3万円で購入した、PanasonicのSD-MT1というこの機種。
私はパンが大好きなので、少ないおこづかいをコツコツためて購入した一品です!
このホームベーカリーでベーシックな食パンを1斤焼いた場合の材料費は以下の通りです。
ホームベーカリーで食パンを一回焼くための材料コスト
材料 | 分量 | 価格 |
---|---|---|
強力粉 | 250g | 50.0 |
スキムミルク | 大1 | 11.4 |
バター | 15g | 30.0 |
砂糖 | 大2 | 6.1 |
塩 | 小1 | 1.9 |
ドライイースト | 小1/2 | 8.4 |
ミネラルウォーター | 190ml | 11.4 |
合計 | 119.2 |
上記の通り、材料費の合計は約119円!
また、材料費に加えて、パンを焼くために電気代が約15円程度発生します。
ホームベーカリーで食パンを作る場合には、材料を入れた後は全自動なので、焼きあがるまでに結構な時間(4-5時間)が掛かります。だから電気代も案外高めなんですね。
ここで、ホームベーカリーで1回食パンを焼くためには、材料費の119円と、電気代の15円を合わせて、1斤あたり134円かかるということがわかりました。
ホームベーカリーよりも市販の食パンの方が安かった!
上記の数字をみてどのように感じたでしょうか?
1回あたりのコストで考えると、ホームベーカリーの食パンと市販の食パンはほとんど値段が変わりません。
個人的な感想としては少し意外です。市販の方が数十円安くなると思っていました。
しかしここで忘れてはならないのが、ホームベーカリーは本体代の初期費用が掛かるという点。
先ほども紹介した通り、我が家で使用している機種は約3万円です。
3日に1回のペースで使用⇒年間約120⇒3年間使い続けたとして360回パンを焼けるとして、一回当たりの本体コストは30,000÷360≒83円となります。
先ほどの材料費&光熱費にこの本体代を上乗せすると、ホームベーカリーのコストは134+83=217円となってしまい、これでは明らかに市販の食パンを買ったほうが安い。。。
しかし、コスト面だけでは計り知れない、ホームベーカリーのパフォーマンスの高さも存在します。
それでもホームベーカリーを使う3つの理由
焼きたてパンの味は格別!!
焼きたてのパンを食べたことがあれば、そのおいしさが格別なことはお判りいただけると思います。
たかがホームベーカリーだからと言って侮れません。
ホームベーカリー焼きたてパンは、そこら辺の近所のパン屋さんを凌駕するレベルです。何もつけなくてもパクパクいけます。
これは私がパン好きだからというわけではありません。パンが好きでなかった私の妻も、今ではホームベーカリーで焼いたパンが大好きになったほど。
我が家では、前日の夜にパンの材料をセットして、翌日の朝に焼きたてのパンの香りで目を覚ますという、なんともそれっぽい優雅な朝を迎えています。
休日だとしてもいくらでも早起きできます!
ほんとにものすごくいい香りがするので、朝ご飯が楽しみで早起きできるのもうれしい点ですね!
材料をすべて自分で選べるから安心
ホームベーカリーでパンを作るようになって気になり始めたのが、市販の食パンの原料。
今まで全く気にすることはなかったのですが、いざ自分で作ってみると、市販の食パンがどんな材料で作られているのか気になってきたので調べてみました。kininarubeya.net
このサイトが非常に参考になったのですが、普段食べてきた食パンのほとんどが、添加物だらけという事実。。
きっと皆さんが食べたことのある銘柄も載っているのでよかったらご覧ください。
自分自身はそこまで添加物について気にする方ではないのですが、将来的に子どもが出来たら、こういう部分にも気を使っていきたいと考えています。
その点、ホームベーカリーであれば材料はすべて自分で選択できるので、こだわりのある方でも安心です。
食パン以外にもいろいろなメニューが作れる
ホームベーカリーで作れるのは、ただの食パンだけではありません。参考までに、我が家のホームベーカリーで作れるレシピの一例をご覧ください。
- サンドイッチ用食パン
- フランスパン
- ライ麦パン
- ブリオッシュ
- アレンジパン(総菜パン等)
- クロワッサン
- バターロール
- ピザ
- フォカッチャ
- スコーン
- ケーキ
- 餃子の皮
- ジャム
- 生チョコ
- コンポート
フランスパンやブリオッシュなど、様々な種類のパンに始まり、餃子の皮や生チョコまで、とてもたくさんのメニューを作ることが出来ます。
こちらは先週我が家のホームベーカリーで作ったアレンジ食パン(シナモンロール)です。初めて作ったけど、とってもおいしく焼けましたよ!
他にも、友達が来た時には、ホームベーカリーでピザ生地を作って、みんなでトッピングしながらピザパーティをするのに使っています。
ホームベーカリーはコスパがいいといえるのか
コスト面だけに焦点を当てると、ホームベーカリーは市販の食パンには到底及びません。
ご紹介してきたように、「1斤当たりのコストが低いから長い目で見たら節約になる」と思って買うのは間違いです。
一方で、ホームベーカリーにはコスト面だけでは測りきれないパフォーマンスの高さがあります。
それの代表的なものが、今回紹介した“パンの味”であったり、“何を使って作られているかわかる安心感”、“豊富なレシピ”等です。
市販のパンより少しお金がかってしまっても、このようなメリットを享受したいと思える方であれば、「ホームベーカリーはコスパが高い」といえるのではないでしょうか。
結論:節約にはならないがコスパは高い
ホームベーカリーは、炊飯器や冷蔵庫のように、必ずしも必要な調理家電とは言えません。
そうであるが故に「コスト面で得なのか」という視点で購入の検討をしてしまいがちです。
しかし、今回ご紹介したように、ホームベーカリーにはその他さまざまなメリットが存在します。
あまりパンを食べる頻度が高く無い場合にはお勧めできませんが、我が家のようにパンがお好きな方であれば、総合的に見て、買って損のない買い物だと思いますよ!

前から欲しいと思っていた方は、今一度購入を検討してみてはいかがでしょうか?
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!
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