経理職に将来性はない?今から目指しても大丈夫?現役経理マンが解説!

経理の将来性

トリ

経理職って将来性ないのかな?

こんな疑問に答えます

最近のニュースでささやかれている、AI(機械化)によって無くなると予測される職業。その筆頭として挙げられているのが経理職

  • 転職をしてこれから経理職に挑戦してみたい人
  • 希望はしていないけど人事異動で経理に配属されてしまった人
  • これから経理の勉強を始めようとしている商学部の学生

等々、経理職の現場を知らない方々は、きっと私以上に不安を抱えているのではないかと考えました。

この記事を読むとわかること
  • 経理職は具体的にどのような業務を担っているのか
  • 経理職に将来性はあるのか。最前線で働く現場社員からの意見
  • これからも経理として活躍し続けるために必要なスキル

そこで、現役の経理マンである私が、経理職の将来性について少しお話したいと思います

経理職の仕事内容

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経理職をこれから目指したい方のために、いま一度経理とはどのような仕事なのか、簡単に説明します。

経理の仕事は、日々の伝票入力(お金の流れの記録)に始まり、月次単位、四半期単位、年度単位で集計し、株主などの外部に開示する、いわば過去の数字をまとめる仕事です。

言葉でいうのは簡単ですが、その作業量は膨大です。

あまり意識することはないかもしれませんが、あなたの給料が支払われるのも、経理の誰かが伝票を作って支払処理を行っているからです。

よくある経理職のイメージとしては、請求書とにらめっこしていたり、“勘定科目が違う”と厳しく追及してきたり、結構地味で泥臭いイメージを持っている人も多いかもしれません。

また、少し紛らわしい話ですが、「伝票をどのようにいれるか」という社内でのルールを決めることも経理職の仕事です。

正確に言えば、日本には日本の会計基準が存在するので、その基準の範囲内で、会社での運用をいかに効率的に行っていくかを決めています。

このように、会計基準内でいかに泳ぐか、といったことを検討するもの経理の大事な仕事です。

同じ事象に対しても、認められている会計処理が複数ある場合は往々にしてありますから、経営層の意向を反映したうえで会計処理を検討する場面も多くあります。

以上のように、一口に経理職といっても実際に担当する業務は様々です

ここで理解していただきたいのが、経理職が行う業務には下記のように非常に幅の広い業務内容があるという事実です。

経理の業務内容
  • 社内で会計ルールをどのように回していくか検討したり、いかに会社有利な会計処理を適用していくかといったような上流工程の業務
  • 伝票を入力する、伝票をチェックして正しい科目に訂正するといった下流工程の業務

大企業ではすでに始まっている、経理業務における変革

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実は、AIやらロボットやら騒がれる前から、大企業では経理業務の変革が進んでいます。大きな流れとしては、

  1. シェアードサービス化

  2. アウトソース化

この二つがあげられるでしょう。

1.シェアードサービス化とは、簡単に言えば経理業務の集約化です。

従来各支店に散らばっていた経理機能を本社に一括集約し、効率化を図るという考え方です。

情報通信技術の発展により、わざわざ支店で経理処理をする必要性がなくなったことや、Excelを代表とする業務ツール類の導入によりこれが可能になったということでしょう。

2.アウトソース化はそのままです。外部委託です。

例えば伝票入力業務をよりコストの安い外部企業に委託したりすることです。最近ではオフショア(海外への委託)も当たり前になってきています。

シェアード化によって集約される業務・アウトソース化される業務ともに、伝票の起票やシステムへの投入、勘定科目のチェックなど、いわば下流工程の単純業務という点で共通しています

ロボットが得意とする業務はどんな業務?

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ロボットは人間と異なり、大量統計やデータを処理することが得意であるとされています。

上記で紹介してきたシェアードサービス化やアウトソース化される対象の業務が、まさにロボットが得意とする分野なのです。

実際に現場ではロボットの導入が始まっています

知っている方も多いと思いますが、最近はやりのRPAです。RPAとは(Robotics Process Automation)の略で、直訳すると、ロボットによる業務プロセスの自動化のこと。

いままで現場レベルではExcelマクロ程度が自動化の限界であったと思いますが、RPAがあれば、会計システムからデータを自動で抽出して、決算の成果物を作成する作業もできます。

(本気なればマクロでもできるかもしれませんが、その作業を誰でも出来るようになるというのがRPAのすごいところです)

こういった下流工程の効率化、ロボット化の流れは、間違いなく今後より一層進んでいくというのが、現場にいる社員としての所感です。

経理職は絶対になくならないという希望的観測

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ここまででざっくり経理職を取り巻く状況をお話してきました。それを踏まえての本題です。

経理職に将来性はあるのか。

結論としては、は経理職に将来性があると考えます。はたから見ると希望的観測に見えてしまいますね。。。

ただ、すべての経理職に未来があるかというとそうは思いません。

上で述べているように、現状既に下流工程の経理業務はどんどん低賃金化、ロボット化が進んできています。

経理部は利益を生み出さないコストセンターですから、事業計画上も、コスト削減してナンボなんて思われる節が多分にあります。

いくつかあるコスト項目のうち、もっとも大きい割合を占める労務費を削っていくというのは必然的な流れなんですね。

一方で、経理職の担当する上流工程の方はどうでしょうか。少なくとも私が働いているうちは、こちらの業務がロボットに代替されるとは考えていません

経営層や事業部の現場の方々とコミュニケーションを取りながら、会社にとって最適な会計処理を検討していく業務や、業務効率化するために、伝票処理にロボットを導入する業務。

どちらもロボットがすぐに出来るようになるとは考えにくいですね。

これからの経理職に必要なスキル

あなたが目指す経理職のイメージはどのようなものですか?

もしそのイメージが、伝票処理や勘定科目のミス確認等の単純作業であった場合であればそれは危険です

仮に簿記の勉強をして知識を身に付けたとしても、その業務はすぐにアウトソースされるか、ロボットに代替されてしまうでしょう。

今から経理職を目指すのであれば、業務の上流工程を担う人材を目指すべきです。

そのような意味で、これからの経理職に必要とされるのは、会計的な基礎知識はもちろんのこと、外注先を管理するマネジメント能力や、業務にロボットを導入するためのITのスキル等でしょう。

情報収集などの定型業務はロボットに処理させて、経営層の意思決定のためにいかに有用な情報を提供できるか。

これからも経理職として活躍するために、この点が重要になります。

経理の将来性が心配ならばITスキルを磨く

転職をきっかけに自分自身のキャリアを真剣に考えるようになりました。私自身も一人の経理マンとして、今のままでは危ないと思っています。

経理職に対して暗いイメージを持ってしまったかもしれませんが、経理の仕事は楽しいですよ!なおかつどの会社でも共通的な業務なので、いくらでもつぶしが効きます。

個人的な話ですが、ITスキルを身に付けるためにプログラミングスクールに通うことを検討しています。

経理がプログラミングを学ぶことのメリットはこの記事で詳しく触れています。

経理職を取り巻く状況を理解しつつ、今後のキャリアをどう歩んでいくか慎重に検討してみてください!

–2019年8月追記–

ついにTECH::CAMPに通い始めました!

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