経理をやってみたいけど、どんなやりがいがあるのか。
その仕事のやりがいは、実際に経験してみないと知ることはできません。とはいえ、ある程度やりがいを理解していないと、本当に自分がやってみたい仕事なのかもわかりません。
この記事では、これから経理をやってみたいという方に向けて経理職のやりがいを以下の3つに絞ってお伝えします。
- 若いうちから会社の経営に関われる
- 出世(昇給)しやすい
- 勉強した知識を実務にそのまま活かせる
筆者は営業から経理にジョブチェンジして、さらに別の会社の経理職へ転職した経験があるので、いろいろな視点から経理のやりがいをお伝えしていきます。
経理のやりがい1:若いうちから会社の経営に関われる
経理は他の職種と比べて、若いうちから会社の経営に関われるような仕事をできるチャンスがあります。
なぜなら経営層が経営判断をするために使う数字は、経理部が作っているからです。
例えば一般的に1番なじみのあるものでいえば、決算書類があるでしょう。
決算書類は会社の「健康診断書」のようなものであり、経理をやっていれば全員が何らかの形でその作成に携わります。
外部に公開されるような情報を自分がつくることになるので、嫌でも経営的な情報を知ることになるでしょう。
決算処理は山ほどあるため、経験が浅くても、自分が責任をもって数字を作らなければなりません。(もちろん上司のチェックは入ります)
仮に自分が担当した項目がトレンドと違うような動きを見せれば、経営層が直接みる資料をつくったり、ときには直接説明するようなチャンスもあります。
他の職種と比較するとどうでしょうか。
例えば大企業で営業をやっていて、若いうちから経営層と業務のやり取りがあるとすれば、トップクラスの営業成績を残して社長賞をとった時くらいではないでしょうか。
会社の経営に関わるという意味で責任が大きいですが、その分とても大きなやりがいを感じられることは保証できます。
経理のやりがい2:出世(昇給)しやすい
経理のやりがい2つ目は、出世(昇給)しやすいこと。
なぜなら、経理は他の職種と比べてライバルが少ないからです。少しガツガツした発言に聞こえるかもしれませんが、自分の努力が適切に認めてもらえる環境は大切です。
例えば私が新卒で入った会社は、同期が150人弱いるなかで、入社3年目で経理人材だったのは私1人だけでした。
単純業務の外注化が進んでいることもありましたが、ほかの企業もさほど状況は変わらないのではないでしょうか。
仮にこの状況が変わらなかったとして、5年に年毎に経理部長が入れ替わるとすれば、自分が経理部長まで上り詰める確率は単純計算で1/5です。
売上高が1兆円以上ある会社でもこんな感じだったので、世間一般的に見ても、経理はライバルが少なくて出世しやすいといえるのではないでしょうか。
「人数がすくないならその分ポストも少ないのでは?」
このように感じた人もいるのではないでしょうか。
中小企業では確かにそうかもしれません。しかし、大企業では子会社のCFOという選択肢も残されています。
再び私の前職の例を挙げると、出世ルートの本筋から少し外れた人は50歳前後から「就活」をしていました。
これは外部への転職ではなく、グループ子会社に転籍して、そこそこのポジションにつくルートです。
こちらのルートは気楽な割に報酬もそこそこもらえるので、コスパが高いですね。
経理のやりがい3:勉強した知識を実務に生かしやすい
経理は自己研鑽で身につけた知識をストレートに業務で生かせるので、モチベーションが上がります。
その理由は、「会計基準」という明確なルールが決まっているから。
ルールが決まっている分、そのルールをよく知れば知るほど、業務を進めやすくなります。
逆にいうと、自分で知識を身につけないと仕事になりません。
とはいえ、最低ラインとして簿記二級くらいとっておけば、大企業でもなんとかなるのでそれほど心配する必要もないです。
やりがいがわかったら志望動機を考えてみよう
もしもこの記事を読んで経理に興味がわいたのであれば、次は志望動機を考えてみましょう。
経理は他の職種と比較して転職がしやすいと言われています。なぜならどの企業の経理もやっていることに大差はないから。
一方でやっていることに大差がないと、志望動機を考えるのがとても難しかったりします。
経理職で転職・就職を考えている場合は、下記の記事を参考にしてみてください。
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました。
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