バリ島の観光中に立ち寄ったコーヒー農園で、「コピルアク」という最高級コーヒーを飲んできました。
実はこのコーヒー、ジャコウネコという動物のうんちからできているのです。。
「なんでうんちからできたコーヒーが最高級なの?」「どんな味がするの?」などなど色々な疑問が湧いてきますが、早速コピルアクについてご紹介していきたいと思います。
- 最高級コーヒーのコピルアクとは?
- 最高級コーヒーのコピルアクができるまで
- バリ島観光の途中でコーヒー工場ジャコウネコと対面!
- いよいよコピルアクを試飲!そのお味は?
- コピルアクはおいしかったけど・・・
Contents
最高級コーヒーのコピルアクとは?
コピ・ルアク(インドネシア語:Kopi Luwak)とは、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことである。「コピ」はコーヒーを指すインドネシア語、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名である。コピ・ルアクの起源はインドネシアである。 Wikipediaより
動物のうんちから作ったコーヒーなのに、ものすごく高いです。例えば高田馬場にあるコーヒー専門店カフェで飲むと1杯3,500円します。ソースは下記のメニュー写真をご覧ください。
https://tabelog.com/tokyo/A1305/A130503/13092149/dtlmenu/photo/
最高級コーヒーのコピルアクができるまで
コーヒーは「コーヒーの実」から作られます。
ちょうどサクランボのような見た目の果実のタネの部分が、いわゆる「コーヒー豆」と言われる部分。
収穫されたコーヒーの実はそのままにしておくと腐ってしまうので、収穫後すぐに果肉部分を除去します。
その後、洗浄・乾燥・脱穀され、人間や機械によって、豆の品質ごとにグレード分けされていきます。これが普通のコーヒー豆ができるまでの流れです。
一方でコピルアクのコーヒー作りは、ジャコウネコのうんち探しから始まります。発見されたうんちは人の手によってバラされ、コーヒー豆が取り出されるのです。
ジャコウネコのウンコをバラしています😅
予想以上に固いです。
これが最高級のコーヒーには必要な作業です😂#ラオス #コピルアク #paksong #pakse pic.twitter.com/MKLhIamv9E
— ラオス初の鳥カフェ&コーヒーを生産加工する農園! (@laos_japan) August 29, 2019
通常であれば人の手によってコーヒー豆の選別が行われますが、コピルアクはジャコウネコの舌に適ったものだけが選別されていることになります。
また、ジャコウネコがコーヒーの実を食べるときに、豆の部分に微妙に傷が入ります。
コーヒー豆はジャコウネコの体内で発酵しなんとも言えない深い味わいを生み出しているのです。
この過程でコーヒー豆に含まれるカフェインが低減されると言われています。カフェインが気になる方も安心して飲むことができますね。
コピルアクが最高級と言われる理由はその味だけではありません。ジャコウネコ一匹のうんちから取れるコピルアクの豆は、1日あたりわずか3グラム程度。
美味しいだけでなく、希少性も高いため価格がさらに上昇しているようです。
バリ島観光の途中でコーヒー工場ジャコウネコと対面!
私たちが立ち寄ったコーヒー農園はこちら
バリ島のコーヒーは有名なので、お土産として買うためにここに寄りました。もちろん、コピルアクのことは全く知りませんでした。
この農園に向かう途中に、現地ガイドに人に教えてもらって初めて知りました。
コピルアクを生産しているコーヒー農園なので、もちろんジャコウネコも飼育されています。
タヌキとネコの間のような見た目で、とってもかわいいです。しかし、いくら可愛いからといってそのうんちに混じったコーヒー豆を食べてみようとは思いませんよね。
そもそもコピルアクの始まりは、バリがオランダの植民地だった時代に遡ります。
普通のコーヒーを飲むことが許されていなかった奴隷たちがジャコウネコのうんちに混じったコーヒー豆でコーヒーを淹れたのがその起源だとか。
いよいよコピルアクを試飲!そのお味は?
日本の喫茶店で飲むと1杯数千円はくだらないコピルアクですが、ここでは80,000ルピア(約600円)で飲むことができます。
事前にがっつりうんちの現物をみてからだったので少し躊躇しましたが、せっかくなのでいただきました。
肝心のお味はとっても飲みやすく、コーヒーの味を強く感じることができる、深みのある味わいでした。
口に含んでしばらくすると少しフルーティーな風味が抜けた後に、ほんのりと酸味を感じます。
コピルアク単品だと「美味しいコーヒーだな」と感じる程度でしたが、その後に普通のコーヒーを飲むとものすごく薄く感じます。その違いに驚きました。
試飲した後にお土産やさんに寄りましたが、お土産用のコピルアクもありました。
100グラムで3,000円〜5,000程度だったのですが、さすがに購入までには至らず。。とはいえ、日本で買うよりも圧倒的に安く購入できるので、違いのわかる人は買って帰るのかもしれません。
コピルアクはおいしかったけど・・・
バリ島へ行って、初めてコピルアクの存在を知りました。確かにおいしいですが、日本でそこまでの金額を払って飲むほど、私の舌は肥えていないようです。
ネットショップをみると、コピルアクが意外と安く販売されていることがありますが、その場合はたいてい「コピルアク配合」です。
原材料を見るとわかりますが、「コピルアク●%」と書いてあることが確認できるでしょう。このような紛らわしい商品には気をつけてくださいね。
バリ島の記事はこれで最後です。最初から読んでいただける場合は、下の記事からご覧ください!
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました。
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