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不妊検査が終了し、いよいよ治療が本格的に始まりました。

先生から提示されたのは
タイミング法を2回。その後は体外受精
という方法です。
先生のアドバイスを受けたうえで私たち夫婦で話合って、今後の治療方針を決定したので、その流れを書いていきたいと思います。
不妊治療を始めてみようか検討しているけど、どのように治療が進んでいくか不安
不妊治療の方針は、先生と話し合いながら夫婦の意思を尊重して進めていくことが出来ます。上記のように感じている方が僕たちの例を見て、少しでも不安が和らいだらうれしいと思います。
いきなり体外受精という不妊治療方針
先生から治療方針を提示されたのは妻です。
前回、妻が卵管造影検査を受けたのですが、その際に私は同席できなかったので、妻だけが直接先生から結果を聞いてきたという状況です。
「体外受精」という言葉が出てきて妻も戸惑ってしまい、どういう考えでそんなにも早く体外受精に移行するのかという点を聞きそびれてしまっていました。
不妊治療は、通常であればタイミング法⇒人工授精⇒体外受精といったステップで進んでいきます。

かつ、通常であれば各ステップに数カ月チャレンジして、うまくいかなければステップアップしていくという治療法が一般的です。
しかし、私たちが提示されたのは、タイミング法2回実施した後体外受精へ移行するというものでした。
私たちが早く子どもが欲しいという気持ちを汲んで、できるだけ早い段階で確率の高い方法を提示してくれたのか。
はたまた、治療費の高い体外受精で回転率を上げようと思っているのではないか。
いろいろな考えが浮かんできて、不安な気持ちになりました。
体外受精はクリニックに通う回数も多くなり、妻の体への負担も、金銭的な負担も桁違いに大きくなります。
いずれにせよ、僕たち夫婦がしっかり納得しないと先には進めないと思い、2人で相談した結果、先生ともう一度話す機会を設けてもらうことに決めました。
少々長くなりましたが、ここまでが前提のお話です。
提示された不妊治療方針
提示された治療方針のなかで、気になっていたのは以下の2点でした。
- なぜタイミング法の期間が短いのか
- なぜ人工授精というステップを踏まないのか
なぜタイミング法の期間が短いのか
タイミング法は、20代であれば通常半年程度続けるのが一般的です。
妊娠の確率で話すと
タイミング法<人工授精<体外受精
上記のようにステップが上に行くほど妊娠確率が上がるため、30代、40代、と年齢を重ねるにつれて各ステップの期間が短くなり、早期にステップアップしていくことになります。
しかし、私たちの場合、タイミング法の期間として提示されたのはたったの2ヶ月。
20代である私たちの年齢から考えても、あまりに短いと感じていました。
なぜこんなにもタイミング法の期間が短いのか。その理由は、私たちが結婚してからの期間を考慮してのことでした。
私たちが結婚したのは1年半前。
結婚式のために避妊期間があったので、そのことを考えると、1年近くは子どもがいつできてもおかしくなかったということになります。
一方で、一般的に「不妊」の定義は通常の夫婦生活を1年以上持ったにもかかわらず、子供ができないことを言います。
たしかに私たちもこの定義に限りなく当てはまるんですね。
基礎体温もガタガタで、排卵日が読めないなかでの自己流タイミング法だったので、私たち夫婦的には無意識的に、この期間を妊活期間には含めていませんでした。
今落ち着いて考えると、この期間を含めることによって、「自分たちは子どもができにくい」と再認識してしまうことになるため“無意識的に”タイミング法の実践期間に含めていなかったのかもしれません。
先生からすれば、私たちが今までタイミング法を実践してきてうまくいっていないのだから、子どもが早く欲しいのであれば早い段階で次のステップに移ればいいのではないかという想いで提案してくれたということでした。
なぜ人工授精というステップを踏まないのか
人工授精と体外受精の違いについて、詳しく知りたい方は過去にまとめてあるのでこちらをご覧ください。

私たち夫婦は、不妊治療の進め方として、タイミング法⇒人工授精⇒体外受精というステップを踏むという認識がありました。
タイミング法の期間が短いのは説明を聞いてい納得できたものの、それではなぜ人工授精というステップを踏まずに体外受精へステップアップするのか、という疑問が残ります。
事実、先生からのアドバイスをうけ、いきなり体外受精という選択肢がいきなり出てきたことに私たち夫婦はとっても驚きました。。
体外受精という手段は知っていたものの、それを自分たちでやるというイメージはついていませんでしたから。
人工授精のステップを踏まない提案をされた理由、それは人工授精をしてもタイミング法と比べて、そこまで妊娠する確率があがると判断されなかったからです。
それではなぜ、人工授精でも妊娠確率がそこまで上がらないと判断されたのでしょうか。
その理由は私と妻の相性にありました。相性が悪いからというわけではありません。むしろ相性には問題ないと判断されていました。
ここでいう相性とは、僕の精子と妻の血液の相性です。この相性については、不妊検査で問題ないことが確認できていました。
相性にも問題がなく、1年近く夫婦生活を持っていたのにもかかわらず子供が出来なかった。
これが、人工授精ではなく、いきなり体外受精にステップアップするべきと判断された理由です。
人工授精とは、簡単に言ってしまうと「精子が子宮にたどり着くのを補助してあげる」ようなイメージです。
相性も悪くなく、タイミング法も続けてきた僕たち夫婦は、精子が子宮にたどり着くという、人工授精で補助できるような段階で無く、その次の「受精」の段階でうまくいっていない可能性が高いということです。
体外受精であれば、卵子を妻の体から取り出して、受精までさせたうえで再び妻の体へ戻すことになります。
私たち夫婦の現状を踏まえたうえでいうと、人工授精ではなく、体外受精に進んだほうがいいという理由はこんな理由からでした。
今後の不妊治療に関する結論
今回の診察を通じて、なぜタイミング法の期間が短く設定されているのか、さらには、なぜ人工授精というステップを踏まずに体外受精をに進むのかということについてはよく理解することが出来ました。
一方で私たち夫婦としては、自然な形で妊娠できるのであればそれに越したことはないという想いがあります。
最終的な結論としては、できるところまでタイミング法で頑張って、場合によっては人工授精を挟みつつ最終的には体外受精にチャレンジしていくという方法に至りました。
人工授精でもそこまで妊娠の可能性が上がるとは限りませんが、自然な形で妊娠を望む僕たちにとって、タイミング法より少しでも妊娠の可能性の高い人工授精を挟む価値はあるという考えの元での判断です。
最終的には体外受精も視野に
体外受精治療は時間もお金もたくさんかかります。さらには将来の家族を作るための大切なプロセスでもあります。だからこそ、絶対に2人で納得した上で治療を進めていきたいと考えていました。
私たち夫婦は素人ですから、先生が言っている言葉の意味が分からなかったり、なぜ先生がそのように判断したかがわからないなんてことは往々にあると思います。
不安な状況にある中で、私たちの想いもしっかりと汲みつつ、私たち夫婦に向き合ってくれている先生には本当に感謝です。
そういう意味で、以下の記事にも書いていますが

治療を進めていく上で、先生との相性って本当に大事なんだと痛感しました。
クリニックに通い始めて約2か月。ようやく治療方針も決まったので、これから新しい家族をつくるために頑張っていきたいと思います!
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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