トリ
トリ
不妊治療の病院選びは、誰もが悩むポイント。実際に通ってみないと気づけないことも多いです。
そこで、この記事では、不妊治療の病院・クリニックの選び方について、重視すべきポイントを実体験を交えながらご紹介していきます。
ズバリ重視するポイントは、以下の3つ(重要度順)
- 通いやすさ
- 不妊治療を行う先生との相性
- 病院・クリニックの口コミ
これらのポイントについて、記事内で詳しく解説していきます。
Contents
不妊治療を行える病院・クリニックの種類
不妊治療を行える病院・クリニックの選択肢は大きく分けて2つあります。
1つ目の選択肢は 産婦人科です。日常でよく聞くこの名前ですが、実は「産科」と「婦人科」の総称です。
名称のごとく、不妊治療はもちろんのこと、赤ちゃんを取り出す“お産”から、生理不順、更年期障害、子宮がん検診等々、女性に係わる病気を幅広く扱っています。
ちなみに、私は今年のインフルエンザ予防接種を産婦人科でしてもらいました。どこに行ってもワクチンが足りないといわれ、ダメもとで家の近くの産婦人科に電話したら運よくワクチンが残っていたのです。
脱線しましたが、何を言いたいかというと産婦人科では意外と幅広い病気を扱っているということです。
続いて、不妊治療を行える病院・クリニックの選択肢2つ目は 不妊治療専門の病院・クリニックです。その名の通り、不妊治療を専門に行っています。
不妊治療専門の病院・クリニックをお勧めする理由
私たち夫婦が通っているのは、不妊治療専門のクリニックです。
不妊治療を始めるにあたって2つの選択肢をご紹介しましたが、おすすめは後者です。その理由を説明します。
「 不妊治療を始めるなら、不妊治療専門病院・クリニックへ行くべき」
このようなアドバイスはネットで少し検索すれば結構簡単に出てきます。
それは、産婦人科の先生と比較して、不妊治療専門の先生の方が不妊治療に関する知識を多く持っているという理由からです。
より専門的な知識をもって、より多くの症例を見てきた先生に診てもらったほうがいいのは、本当にその通りだと思います。
実際に通ってみて、不妊治療専門病院・クリニックを選んでよかった理由がもう一つあります。個人的にはこっちのほうが大きな理由だと思っています。
その理由は、 “病院・クリニックの雰囲気”。
不妊治療専門病院・クリニックは、専門的な治療を行うところですから、症状の差こそあれ、皆さん同じ状況に置かれた方が集まっています。
逆に、産婦人科では、うえでも説明した通り、幅広い内容を診ているので、そこに集まる患者さんも様々です。
不妊治療専門病院・クリニックであれば、 周りの目を気にする必要がないということです。
不妊治療の待ち時間はものすごく長いです。時間を予約していてもその時間通りに診察が始まったらラッキーです。。
待ち時間が長いというだけで疲れてしまうのに、周りの目も気にしていたら、通うのも嫌になっちゃいますよね。
ただでさえ心も体も負担がかかる不妊治療。通院によるストレスは少しでも減らせたほうがいいかなというのが個人的な思いです。
また、産婦人科であれば、不妊治療で通っている方よりもむしろ妊婦さんの方が多いです。
不妊治療がなかなかうまくいかなくなった時に、そこに囲まれて長い待ち時間を過ごすというのは少し辛そうですね。。
本来であれば、見知らぬ人であっても心からおめでとうと言いたいですが、精神的に追い詰められた状況では、なかなかそうもいかないでしょう。。
不妊治療の病院・クリニックの選び方3選
上で書いてきたとおり、この記事では、不妊治療を始めるなら不妊治療専門病院・クリニックであるべきという前提です。
ここからは本題の、どこに通うのかを絞り込むポイントをご紹介していきます。
選び方1:病院・クリニックへの通いやすさ
初診の時点では、自分たちの都合のいい日に病院・クリニックの予約をすればいいだけなので、まだこの“通いやすさ”の重要性には気づきません。
しかし、ステップを進めるにつれて、「生理が終わった後●日目に来てください」なんて指示が出てくるようになります。
その際に、単に「有名だから」「実績があるから」といった理由だけで病院を選ぶとどうなってしまうでしょうか。
病院に行くまで片道1時間、待ち時間が2時間、診察が15分、会計待ちが・・・休日もあっという間に終わってしまします。。
特に仕事の合間を縫って不妊治療を進めていこうと考えている方については、自宅・職場両方からの通いやすさが重要です。
我が家も共働きで不妊治療を進めているため、自宅から近く、かつ妻の職場から通いやすい地域で探しました。実際に通い始めて、これは本当に正解だったと思っています。
また、上にも書いてある通り、不妊治療は病院についてから実際に診察に入るまでめちゃめちゃ時間がかかります。
病院によっては、混雑状況を勘案し、できるだけ待合室での待ち時間が少なくなるように、当日電話で来院時間を調整してくれるところもあります。
そういうサービスもありますから、 「休日はできるだけ家でゆっくりしたい」「妊活も大事だけど仕事が忙しくてぎりぎりまで職場にいたい」そんな方々にとっては特に、通いやすさが大事になってくるのです。
選び方2:不妊治療を行う先生との相性
「相性なんて、実際治療が進んでいかないとわかるわけない!」そんな風に思う方もいるかもしれません。
しかし、これから長い時間と高いお金を託す相手(先生)は慎重に選びたいですよね。
ここで、我が家の失敗談を一つ。
現在通っているクリニックに通う前、私の仕事の都合で大阪にすんでいたので、別のクリニックに通っていました。
そこのクリニックは自宅からも通いやすく、実績もある有名なところでした。しかし、どうにも妻と先生の相性が合わなかったのです。
その先生が、とにかく物事をはっきりズバズバというタイプの先生でした。
これも完全に人によって違うかもしれませんが、「回りくどいことはいいからはっきり言ってくれ」という人もいれば「できるだけオブラートに包んで優しくいってほしい」こんな人もいるかと思います。
そして私の妻は完全に後者でした。。
不正出血が心配で、不安でいっぱいの中クリニックに行って、子宮筋腫と診断されて、「子どもができにくい」とはっきり言われ。。
その日妻はとても落ち込んで病院から帰ってきたのを覚えています。
その後詳しい検査のために何度かクリニックに通っていたのですが、その度に先生から事実をズバズバとつきつけられ、つらくなってしまい、結局他の病院を探すことにしました。
こんなことを経験している私たちだからこそ、お医者さんとの相性はとっても大事だとお伝えしたいです!
とはいえ、実際に通ってみないとお医者さんとの相性もわかりません。
なので、選び方3で紹介するように、口コミでできるだけ先生の特徴や病院の雰囲気を抑えることが大事になってきます。
しかし、ネットの口コミだけでは情報量に限界があるため、実際に通ってみないとわからない部分も必ずあります。
それでは一体どうすればよいのか・・・
それは、 “不妊検査(初診)期間で先生との相性を見極めること”です。
※不妊検査ってなに?って方は以下の記事をご覧ください。

もし不妊検査期間にどうしてもお医者さんとの相性が合わないなと思った場合には、初診の期間だけ我慢して、結果をもらってから転院することをお勧めします。
不妊検査で実施する項目は大体どこの病院・クリニックでも共通しています。
つまり、転院前に行った検査結果さえあれば、うまくいけば実質的に転院コストをかけずに、相性の悪いお医者さんとおさらばできるのです。
現実的に、転院前と後ですべての不妊検査項目が合致するというのは運がいい場合に限られてしまうかもしれませんが、我が家の例でいえば、妻の不妊(初診)検査項目のうち、血液検査等の一部は転院前のもの流用することができました。(2万円程度)
本当は最初に選んだ病院・クリニックで最後までお世話になるのが理想ですが、ストレスは妊活中の体にとっては特に大敵です。
上記を参考にしつつ、相性のいい先生をみつけてくださいね!
選び方3:病院・クリニックの口コミ
ネットが浸透している現代においては、病院・クリニックのことはネットの口コミを見ればある程度のことはわかります。
まずはネットで通いやすそうな病院・クリニックの情報を収集しましょう。
ただ、ここで言いたいのは、ネットの口コミだけでなく、 実際に身の回りで病院に通っている方のお話をきいておきたいということです。
とってもハードルが高いことを言っているのはわかっていますが、意外と身の回りで不妊に悩んでいる人ってたくさんいます。
昔からの気の許せる友達で、不妊のことも相談できる友達がいたら相談してみるのもいいかもしれません。
特に地元の友達であれば、通いやすい病院・クリニックも見つかりやすいかもしれません。
実際、私たち夫婦ともども仲良くしてもらっているご夫婦がいるのですが、お互い不妊に悩んでいて、いろいろな情報交換をしています。
ネットで情報を発信している人間としてこんなことをいうのもなんですが、やはり、身近な人間からの情報が一番信頼できますからね。
不妊治療の病院選びは慎重に
通いやすさ・口コミ・先生との相性。どれもネットでよく調べれば得られる情報かもしれませんが、私たちの実体験に沿って、それが なぜ・どれだけ重要なのか伝えたいと思って書きました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。また、本文中でわからないことがあればお気軽にお問合せどうぞ。
ここまで読んでいただきありがとうございました!
コメントを残す