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こんな疑問に答えます。
私が歯列矯正を始めたのは20代後半。遅い部類に入りますが、「やってよかった」と心から言えます。
コンプレックスに感じているのであれば、残りの人生を考えても歯列矯正をしないのは、本当に勿体無い。
- 大人になって歯列矯正をした人間の体験談
- 歯列矯正の費用、日常生活への影響
Contents
大人になって歯列矯正を決意するまで
私が初めて歯並びを気にし始めたのは、小学生の時。同級生の女の子に「すきっ歯だね」と言われたことがきっかけでした。
言われた当時はその言葉の意味すら分かりませんでした。
小学生だったこともあり、そもそも歯並びに良いとか悪いとかそういう概念があることすら知りませんでしたし、気にしてもいなかったからです。
しかし律儀にも当時の僕は「すきっ歯」の意味を調べました。笑
このあたりから、僕の中で「歯並び」という言葉が意識され始めました。
小学校で定期的に行われる定期健診が噛み合わせを見られるのが憂鬱でしたし、笑うときも女子みたいに手で口を隠しながら笑う癖がつきました。
しかし自分のコンプレックスを親に相談するのが恥ずかしく、子どもの頃に歯列矯正までは踏切れませんでした。
というか我が家はきっとお金に余裕がなかったので、お願いしても却下される可能性が高かったでしょう。。笑
多少歯並びが悪いことを自覚していたものの、半ばあきらめかけつつ学生生活を過ごしていました。
時は流れて大人になります。社会人になって、自分で使えるお金に自由度が増してくると、再び歯列矯正のことが頭に浮かびました。
しかし私の場合は転勤族だったため、2年~3年に1回転勤がありました。
歯列矯正の期間を考えると、治療の途中で転勤になってしまう可能性が非常に高く、なかなか踏み切れませんでした。
歯列矯正の場合、担当する先生によって治療方針が異なってくるため、転院してしまうと費用がまた1からかかってしまうケースも少なくないのです。
歯列矯正にかかる期間は2〜3年程度。
転勤が決まった直後に病院探しすることを決意しました。
歯列矯正の病院選び
歯列矯正をするには、高額な治療費と長い時間をかけなければなりません。よって病院選びは慎重にいきました。
私が病院選びで意識していたのは以下の点です。
- 仮に治療途中で転勤になった場合、転院手続きはスムーズか
- 病院は通いやすいか
- 丁寧に治療内容を説明してくれるか
上記の3点を念頭に置いて、病院を探しました。
歯列矯正の治療を始める場合、申し込む前にカウンセリングがあります。
本格的に治療を始める前に、どのように治療を進めていくか大まかに説明を受け、実際に治療に進むかどうかを検討することが出来ます。
カウンセリングが無料のところもあれば、数千円取られるところもあるようです。
しかし、これから払う金額のことを考えると多少のカウンセリング費用は割り切っていこうと思っていました。
何個か病院を見てから決めようと思っていたのですが、結果的に1つしか見ませんでした。笑
最初に行ってみた病院が上記の3点を満たしており、とくに通いやすさについては家から徒歩5分という抜群な立地であった為、即決しました。
これから通うことを検討する方であれば、予約の取りやすさも確認したほうがいいかと思います。
あまりにもガラガラであると心配ですが、働きながら通院するとなると、休みの日にいかにタイミングよく通えるかがカギになってくるからです。
一方で口コミがいいからと言って遠くまで通うのは個人的にはお勧めできません。
なぜなら貴重な休日が歯医者に通うだけで終わってしまうからです。少なくとも一か月に一回は通うことを前提に考えて選ぶようにしてみてくださいね!
歯列矯正の流れ
現在の歯列状態の検査
カウンセリングの次の段階として、治療方針を確定させるための事前検査を行います。
検査項目としては
- レントゲン撮影
- 治療前の噛み合わせ、歯列状態の写真撮影
- 歯列の型取り
主にこんな項目で検査を行います。なんだかんだで1時間くらい時間がかかります。
検査結果を治療方針の説明
前回の検査結果を踏まえてどのように治療を進めていくか説明を受けます。
私の場合、1つ1つの歯が大きいせいであごに収まりきらず、収まりきらなかった前歯が前に出て、他の歯との間に隙間が生じてしまっていたようでした。
歯の大きさは変えられないため、抜歯をしたうえで矯正を進めることになりました。
虫歯でも何でもないのに永久歯を抜くことには抵抗がありましたが、きれいな歯並びをい入れるためには仕方がありません。。
歯列矯正の方法にはいくつかあり、よく見る歯の表面に付ける方法や、目立たないように歯の裏側に付ける方法、さらにはマウスピースでやる方法など様々です。
私が選んだのは、もっとも治療が確実に進められ、かつ安価に抑えられる、歯の表面に矯正装置(ブラケット)を装着する方法。
おなじみのこんな感じのイメージのやつです。
本格治療開始
抜歯を完了させ、歯茎の状態が安定した段階で矯正器具を装着し本格的な治療が開始となりました。
一度矯正器具を付けるとその後は定期的に3週間から1か月おきに歯医者さんに通うことになります。
歯列矯正を始めるにあたって気になるポイント
治療期間
大人の歯列矯正であれば、一般的に2-3年はかかるといわれています。治療期間中は3週間から1か月おきに通う必要があります。
歯列矯正に係る費用
一番気になるのはここだと思います。
私の場合でいえば、
- 基本料:60万円
- 調整料:5千円/回
- 総額:75万円程度
上記のような感じです。
基本料60万円の中には矯正装置本体の金額や、装着料、技術料などが含まれており、それ以外に毎回の通院で5千円かかります。
非常にお金がかかりますが、大人の歯列矯正でも場合によっては医療費控除の対象になる場合があり、実質的な費用をグンと抑えることもできます。
ぜひカウンセリングのタイミングで先生に相談してみてください。

矯正装置は目立つ?
学生時代に周りで歯列矯正していた友達を思い浮かべると、笑った瞬間に銀色の矯正器具が見えていた覚えがあります。
これについては歯並びが治るのであれば数年の我慢かなと思っていました。
しかし今では歯に取り付ける矯正装置は銀色のものではなく、目立つ部分には透明なものを使用してくれたりします。
また、矯正に使うワイヤーも技術の進歩により昔よりも細くて目立ちにくく、かつ丈夫なもので治療してくれます。(もちろん病院によると思いますが)
自分でも驚いたのが、矯正を始めて1年以上経過したときによく合う友達から「矯正始めたの?」と質問されたことです。
矯正装置って意外と目立たないんだなーとこの時思いました。
案外、歯並びを一番気にしているのは自分なのかもしれません。
矯正って痛い?
痛いです。笑
ただ、治療期間中365日痛いわけではなくて、調整に行った後の1週間弱の間痛みを感じる程度。
調整するということは歯の位置を動かすといことですから、もちろん痛みを伴います。
調整直後は「締め付けられているなぁ」くらいの感覚ですが、その日の晩御飯くらいから「なんか痛くなってきたな」くらいに代わってきます。
2日目が痛みのピークです。
せんべいとか固いものはとても食べれませんが、普通の食事であればなんとか食べれる程度。
それをピークとして、あとはだんだんと痛みがていく感じです。
歯列矯正によって感じる痛みも人それぞれらしく、私の妻の場合は痛すぎて食事が満足にできず、体重が減ったといっていました。笑
途中で外すことはできる?
できます。ここでいう「途中で外す」とは治療をやめるということではありません。やむを得ない事情でどうしても矯正装置を一時的に外したい場合です。
結婚式などがその例です。
結婚式は人生に一度の一大イベントですから、できれば矯正装置は外したきれいな状態で出たいものです。写真や映像などでも一生のこりますからね。
歯列矯正は時間がかかります。大人だとその期間に結婚するかもわかりません。それが心配で治療に踏み切れないという方は安心してください。
まさに私もそうでした。
結婚式一週間前から目に見える部分の器具を外して、式の一週間後くらいに再装着しました。歯列矯正を始めたころに付き合った彼女が今の妻です。笑
大人になって歯列矯正してよかった!
実は私もまだ治療中です。
矯正はほぼ終わりかけていて、治療を開始した直後から比べると歯並びが本当にきれいになりました!矯正器具がとれる日が待ち遠しいです!
お金はたくさんかかりましたが、これからの人生がまだまだ長いことを考えると全然安いものだと思っています。
大人になってこれから矯正を始めるかどうか悩んでいる方、個人的には悩むくらいならやってしまったほうが後々後悔しなくていいと思いますよ!質問があればコメント欄からどうぞ!
以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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