初心者がプログラミングスクールに通うことを検討しているのであれば、おそらく選択肢の一つに入るのがTECH::CAMP。
実際に私もTECH::CAMPで本格的にプログラミングをはじめました。
今までプログラミングに触れたことがないと、ネットの情報をみてもTECH::CAMPで何が学べるか具体的にイメージすることは難しいかもしれません。
また、TECH::CAMPのレビュー記事もいくつか確認できますが、その内容は古いものが多く、今は結構変わっていたりします。
この記事では、初心者からTECH::CAMPでプログラミングをはじめたばかりの私の目線から、TECH::CAMPで学べるコースや、受講によって身に付くスキルをご紹介していきます。
TECH::CAMP(テックキャンプ)で学べるコースは3つ
TECH::CAMPで学べるコースは下記の3つです。
※()内は学習できる言語やツール等
- WEBサービス開発(HTML,CSS,Ruby,JavaScript,SQL)
- AI(人工知能)入門(Python)
- デザイン(illustrator,Photoshop)
カリキュラム上はもう少し細かく分かれていますが、大枠理解のために大項目でくくっています。
コースとしては上記のように分かれていますが、受講者は全員どのコースも自由に学ぶことができます。この点はTECH::CAMPの大きな特徴です。
その他のプログラミングスクールでは通常、言語ごとにコースが分かれていますが、TECH::CAMPは月額制(初月148,000円、継続する場合は2カ月目以降14,800円)で学び放題の形態です。
プログラミング初心者だと、「どの言語から入ればいいのか」という疑問を抱える人も多いですがTECH::CAMPであれば、実際に色々触って試すことができます。
逆に、プログラミングを使ってやりたいことが明確なのであれば、それを得意とする言語のコースを用意しているスクールを探してもいいかもしれません。
それぞれのコースについて、どんなことが学べるのかを簡単にご紹介していきます。
WEBサービス開発コース
WEBサービス開発のコースは、公式HP上では下記のように紹介されています。
プログラミングを身につけて、SNSやレビューサイトなどあらゆるWEBサービスを開発できる汎用的な知識を身につけます。
プログラミングの仕組みの全体像を理解することができます。
少しおおざっぱにいってしまうと、普段よく使っているような色々なアプリを自分で作ってみるコースです。
まずはじめに学習するのがHTMLとCSS。これらは今あなたが見ているこのWEBページの見た目を作っている言語です。
見た目からコードのアウトプットイメージもつきやすいので、入門としてこちらの言語から勉強します。
続いてRubyという言語を学習していきます。上段のHTML,CSSは基本的には固定的な見た目(ページ)を表現することしかできません。
そこでtwitterやfacebookのような見た目が変わる(動的な)WEBページ・アプリを作成するためにRubyという言語を勉強します。
Rubyの基礎を勉強した後は、カリキュラムの指示にそって実際にアプリケーションを作成していきます。具体的な内容としては、
- twitterのようなつぶやきを共有するアプリ
- 映画のレビューサイト
- 一問一答形式の質問を共有するプロフィール共有アプリ
上記のようなアプリを作っていき、WEBサービスを開発する上で使用頻度の高いログイン機能やページネーション(大量の情報をページ毎に区切ること)などの実装方法を学習していきます。
そして最終的には、自分で考えたWEBサービスを作成する「オリジナルアプリ開発」というカリキュラムが用意されています。
いままでに学習した知識をフルに活用して、0からWEBサービスを開発していきます。
このコースの最終的なゴールはオリジナルアプリの開発ですが、TECH::CAMPには「ここまでやったら終わり」という一律的なゴールが用意されている訳ではありません。
オリジナルアプリの開発までやれば250〜350時間程度学習する必要があるので、少なくとも3カ月程度を見ておく必要があります。一方で教養としてプログラミングを学びてたいということであれば、最短で60時間程度あればキリのいいところで修了できます。
AI(人工知能)入門コース
AI(人工知能)入門のコースは、公式HP上で下記のように紹介されています。
Python言語を使い、今最も注目される技術である人工知能をプログラムする技術を身につけます。
仕組みや原理を学ぶことで、人工知能を使って問題解決ができる人材になれます。
先ほどのWEBコースは、未経験からエンジニアに転職したい方や副業でプログラミングを勉強したい方をメインターゲットとしているのに対し、このコースはビジネスマンを主なターゲットとしているようです。
AI入門コースではPythonという言語をメインで学習していきます。
まずはPythonの基本的な文法を学習した後、使用頻度が高いライブラリの学習をします。ライブラリとは、頭のいい人たちが、よく使うような機能を再利用できるようにまとめてくれたプログラムのようなものです。
その後はPythonを使って様々なデータの分類手法を学んだ後、実際の例題を使ってデータ分析をしていきます。具体的には、以下のような問題がありました。
- 弁当の需要を予測しよう
- 企業の株価を予測しよう
- タイタニック号の生存者を予測しよう
上記のような予測を、様々なデータを使うことによって実践的に学習していきます。
以上がAIコースの基本編の内容です。
AIコースの応用編では、おうむ返しのチャットボットを作ったり、オリジナルの株価予測モデルを作成したりします。
デザインコース
デザインコースは、公式HPでは下記のように紹介されています。
日々の資料やスライドを綺麗に作るような汎用的なデザインはもちろん、Webサイトのデザイン手法を身につけます。また、IllustratorやPhotoShopといったデザインツールの使い方も学べます。
ここではWEBサービス開発コースで学んだ知識をどのようなデザインにしていくかを勉強することができます。
デザインの基礎(理論)を勉強できると同時に、IllustratorやPhotoShopなどのツールの利用方法も学習することができます。
近年のWEBサービスは、パソコン・タブレット・スマホなどの様々な媒体からの利用が想定されますが、それぞれに適したデザイン(レスポンシブデザインという)も学ぶことができます。
おわりに
ここまで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、TECH::CAMPのカリキュラムは非常にボリューム満点です。
各カリキュラムに掲載されている参考学習時間を全て合計すると450時間以上。
時間を確保しやすい学生であっても、1か月程度で終えられる分量ではありません。
3ヶ月くらい集中して取り組むイメージでしょうか。
入会金は約15万円なので簡単に出せる金額ではありませんが、3カ月通うと、ひと月あたり平均して6万円程度。これでも十分高いですが、十分副業で取り戻せる範囲でしょう。
体験自体は無料なので、雰囲気を確認してから入会を判断した方がいいです。
私の経験上、しつこい勧誘を受けることもありませんでしたし、それなりの金額を支払うことになるので事前の調査はとても大切です。
直近の休日だと枠が埋まってしまう可能性があるので、早めの予約がオススメ。

入会が前提であれば絶対に直接足を運ぶことがオススメですが、忙しくて時間が取れないという方向けにオンライン説明会も開催されています。

私が数ヶ月前に無料体験会に参加したレビュー記事もあるので、こちらも参考にどうぞ。
現役経理マンのプログラミングスクール体験談 -TECH::CAMP編-【経理・スキルアップ】
以上です!ここまで読んでいただきありがとうございました!
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