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クリニックに通いながらタイミング法を実践して、半年がたちました。
自己流のタイミング法と比較して、クリニックではより精緻にタイミングを図ることが出来るというメリットがあります。
一方で、気になるのが費用面。不妊で悩んでいても、費用が気になってクリニックに通うかどうか迷っている方も多いのではないでしょうか。
私たち夫婦が半年間クリニックに通いながらタイミング法を実践した結果、今までかかったお金はズバリ約25万円!
この記事では、クリニックに通いながら実践するタイミング法の具体的な流れと、費用の内訳をご紹介してきます。
Contents
不妊治療クリニックでタイミング法を実践する流れ

タイミング法とは、排卵日を予測して、その日に夫婦関係を持つことで妊娠の可能性を高める方法です。
妊活を始めて間もない方や基礎体温が安定している方は、自己流のタイミング法で基礎体温を記録して排卵日を予測しているという方も多いでしょう。
費用面の本題に入る前に、ここでは不妊治療のクリニックに通いながらタイミング法を実践する具体的な流れをご紹介していきます。
生理到来2~5日目
生理が到来(“リセット”といったりします)すると、病院に連絡して診察の予約を取ります。
ここでは生理到来後の子宮の状態を確認するとともに、次の排卵日に向けた下準備を始めます。
一般的には「クロミッド」という薬が処方されています。この薬の効能は卵胞の成長・排卵の促進です。
この薬を5日間飲み続ける必要があり、人によっては情緒不安定・吐き気・食欲不振などの副作用が出る方もいます。
私の妻もクロミッドがあまり合わないらしく、この時期はいつも食欲がありません。
生理終了1週間弱後
前回の診察から約1週間後、再び診察の予約を取ります。ここでは、エコー検査で卵胞の成長具合を観察します。
この時の卵胞の成長具合によって、次に診察を受けるタイミングを指示されます。大体3日~5日後くらいの場合が多いです。
排卵数日前
前回の診察で指示された日程で、再び診察を受けます。前回同様、ここでもエコー検査で卵胞の成長具合を観察し、タイミングを取るべき日程を具体的に指示されます。「明後日から1日おきに4回タイミングを取ってください」のような形です。
これだけ直前まで診察を受けても、なかなか排卵日をピンポイントで予測することは難しいようです。
タイミング法の費用内訳(保険適用or非適用)

上記のような検査を1つのセットとして、毎月これを繰り返していくことになります。我が家では約半年ほどタイミング法を続けていますが、残念ながら未だ新しい家族は授かれていません。
一方でかかった費用は約25万円!通っているクリニックの治療方針や本人の状態によって非常にばらつきがありますが、1つの例として参考に見てください!
総額25万円の内訳は上の図の通りです。合計が255,885円。そのうち、保険適用が23,870円、保険適用外が232,015円となっています。
数字をご覧いただければ一目瞭然ですが、タイミング法のためにかかった費用のほとんどは保険適用外!
自分でもここまでかかっていると思っていなかったので衝撃です。。以下では、表の項目別に、より細かく費用の内訳を見ていきたいと思います。
①事前検査の費用
半年間のタイミング法の費用のうち、約3分の1を占めるのがこの事前検査費用。
事前検査の項目や、実際の流れ等については体験談を書いているのでよかったらこちらも併せてご覧ください。
事前検査のうち、一部のみ保険適用になっている項目がありますが、これは性病検査相当の費用です。それ以外の検査項目はすべて保険適用外の自費診療であり、事前検査だけで8万円強の出費となりました。。。
②診察料
診察料については、すべて保険適用外でした。この費用のうち、9割以上は再診料とエコー検査(子宮や卵胞の状態を確認する検査)のための費用です。
6か月(セット)通って11万円ほどなので、1月(セット)あたりに直すと2万円弱。1月(セット)あたり3回通うので、1回の診察に係る費用は大体6,000円程度という計算です。
タイミング法の費用について色々と調べていると、毎月数回あるエコー検査のうち1回目のみ保険適用対象というような記事をいくつか見かけましたが、我が家の場合はすべて対象外で請求されていました。
どちらが正しい、という話でもなさそうなので参考としてご覧ください。
③調剤料
タイミング法に際してかかった費用のうち、最も保険適用の割合が高かったのは調剤料です。
こちらは、薬を処方する手数料的な部分と薬の実費の合計です。
- クロミッド:卵胞成長・排卵促進⇒保険適用外
- 漢方(2種類):冷え性などの体質改善⇒保険適用
- エレビット:葉酸サプリ⇒保険適用外
- デュファストン:着床可能性を高める⇒保険適用外
今までに処方された主な薬は上記の通りです。項目的には、こちらもほとんどが保険適用の対象外です。
タイミング法は大きな費用負担。助成金制度を活用しよう

たったの半年で25万円の出費はかなり大きい負担です。先で見てきた通り、不妊治療のほとんどの項目は保険適用対象外ですが、国から助成金をもらえる制度があります。
詳細は以下の記事にあずけますが、概要としては、上でご紹介した事前検査やタイミング法のためにかかった費用に対して、5万円が支給されます。(私たち夫婦も活用しました)
【ブログ】東京都の不妊治療助成金を申請してみた-不妊検査等助成金編-【いくら?】
上の記事で紹介しているのは東京都の事例ですが、おそらくすべての都道府県で同じような制度があります。
まずは自己流のタイミング法でやってみようと考えている方も、この制度を活用して、さきに不妊検査だけでも受けておくというのも一つの手ではないでしょうか。
費用面以外も大変なことは多い。。
不妊治療にお金がかかることは理解していたつもりでしたが、想像以上でした。事前に知っていれば、もっと計画的に貯金できたかもしれないので少し後悔しています。
また、クリニックに通うという行為自体が、妻に負担をかけてしまっています。特に大変なのが仕事との両立。この辺りはこちらの記事に詳しくまとめてあります。

以上です。ここまで読んでいただきありがとうございました!
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